<Header>
<Author: 白居易>
<Title: 九日登西原宴望>
<Format: 格式不明>
<Year: 1964>
<BookName: 漢詩大系  白樂天>
<Translator: 田中克己>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 九日 西原に登り 宴望す>
<BookPage: 172-174>
<UsedPage: 3>
<Feature: 1, 4>
<End Header>
<Poem>
病愛枕席涼，
日高眠未輟。
弟兄呼我起，
今日重陽節。
起登西原望，
懷抱同一豁。
移座就菊叢，
餻酒前羅列。
雖無絲與管，
歌笑隨情發。
白日未及傾，
顏酡耳已熱。
酒酣四向望，
六合何空闊。
天地自久長，
斯人幾時活。
請看原下村，
村人死不歇。
一村四十家，
哭葬無虛月。
指此各相勉，
良辰且歡悅。
<End Poem>
<Translation>
病気なので枕や敷き物の涼しいのが気持ちよく、ひるごろまで眠っていた。兄弟たちが呼びおこし、「今日は重陽節だよ」という。おきあがって西の高原にのぼり、みなのうさは一度にはれた。菊の花のよこに座をうつし、餅と酒とをまえにならべさせた。琴もふえもないけれど、気持ちよくなると歌も笑いもさかんになった。日が傾かないうちに、顔は赤くなり耳が熱くなった。酒宴のたけなわなころ四方をながめると、天地のなんとひろびろとしていること。さてこの天地は永久だが、われら人間はいつまで生きられよう。この高原のふもとの村を見てごらん、村民がつづいて死んでゆく。一村の四十軒で、毎月葬式がある。これを考えてみんなよく仕事し、よい時節だけは愉快にやろう。
<End Translation>
<Formatted Translation>
病気なので枕や敷き物の涼しいのが気持ちよく、ひるごろまで眠っていた。
兄弟たちが呼びおこし、「今日は重陽節だよ」という。
おきあがって西の高原にのぼり、みなのうさは一度にはれた。
菊の花のよこに座をうつし、餅と酒とをまえにならべさせた。
琴もふえもないけれど、気持ちよくなると歌も笑いもさかんになった。
日が傾かないうちに、顔は赤くなり耳が熱くなった。
酒宴のたけなわなころ四方をながめると、天地のなんとひろびろとしていること。
さてこの天地は永久だが、われら人間はいつまで生きられよう。
この高原のふもとの村を見てごらん、村民がつづいて死んでゆく。
一村の四十軒で、毎月葬式がある。
これを考えてみんなよく仕事し、よい時節だけは愉快にやろう。
<End Formatted Translation>